2024.07.02
【社長室】 【第九話 おかげさまで、創業10周年 2024/07】
onemoveを設立したのが2014年の7月、そして今年2024年7月におかげさまでさまで、10周年を迎えることができました。
会社を起こしたときにイメージしていた10年後とは、少々違いとても歩みの遅い10年といえますが、一歩ずつ着実に前進できるよう精進したいと考えております。
どうか、今後とも末長くご愛顧いただきますよう、心よりお願い申し上げます。
さて、節目の10年ということもあり社長である私の、家具に対する想いを少し綴らせていただこうと思います。
今から30数年前、ある建築のTV番組に強く影響されて、それまで全く関わったこともないインテリアの世界に進もうと、家具のメーカーに就職しました。
そして、転機になったのが前職の社長との出会い。
『とにかく、キレイな椅子を作りたい。自分たちが作った椅子を世界に広めたい。』
と、熱く想いを語ってくれた方との出会いです。
それからの18年間、その想いを共有し、自分ができることをただガムシャラにやることに注力して想いに応えようとしました。
その仕事の中で、日本国内はもちろん、イタリアのミラノやドイツのケルンなどで行われる世界的な家具フェアを視察したり、いろんな国の工場を訪問する機会にも恵まれました。
「どんな人たちが、どんな設備で、どんな機械や道具を使って、どんなモノ作りをしているか」を知るチャンスを得ることができたことは、
自分にとってとても大きな経験だと考えています。
そして仕事を通じて、様々なメーカーや工場の方々やたくさんのお客様との関わりのなかで、家具に関する専門性を高めてこれたのだと思います。
見聞きしてきた情報は、専門知識として蓄積され、その記憶の引き出しに収納された情報が必要に応じて展開される手法が私たちonemoveの仕事の進め方です。
これらの記憶こそ、私たちonemoveがご提案する家具の基本なのです。
私たちonemoveのショールームは、そうした記憶を具現化したスペースとなっています
その中からいくつか例をご紹介します。
⭐︎薄さの限界に挑む
このダイニングテーブルと飾り棚はできるだけ薄くスッキリしたデザインにしたい思いで、極限まで薄く見えるように製作しました。
この天板に使われている板材は本来4cmの厚さがありますが、中央に向けて削り込みを入れることで縁部分は1cmまで薄く仕上げました。
飾り棚は全体の縁の厚みが8mmとディスプレイとして物を置ける限界に近い厚みで設定しています。
薄さを表現することでそこで過ごす人の気持ちが軽やかになるように狙ってこのデザインが生まれました。
薄い天板のダイニング(左)と薄い飾り棚(右)
⭐︎世界で一番良い座り心地のソファ
過去にソファの開発に携わった際、一番参考にしたブランド、Flex Form社のRomeo Sofa。
過不足ない全体的なフォルムやクッションに使用されている中材、縫製ラインなど全てにおいて完成度の高いソファです。
私たちが求める座り心地の目標になっているソファブランドです。
Romeo Sofa/Flex Form
⭐︎細部に光るのは高度すぎる木工・縫製技術
北欧家具に興味を持つきっかけとなった、岐阜県高山市のメーカーKitaniが製作したイージーチェア。
彫刻したようなアームを持つフォルムや全く隙のない縫製ラインを変態級に完成度が高いハンドメイドで実現させています。
歴史から技術を学んだKitaniだからこそ実現できた製品。これらの椅子から北欧家具の魅力とその美しさを知ることができました。
Elizabeth Chair(左) と No.53 Chair(右)/いずれもKitani社製
ぜひ当ショールームにお越しいただき、この想いに触れていただければと思います
そんな展示品の一部に、音楽に合わせて踊っていただく動画を作成しました。
よければ、ぜひご覧になってみてください。
※想いと裏腹、少し軽いノリですが、メッセージがしっかり詰まっています。
各種SNSも積極的に動かしておりますので、ぜひフォローしていただけるとうれしいです。
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