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2025.01.09

【社長室】 【第十一話 磨けば光る 2025/01】

新年、あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さてこの度onemoveでは、専任技術者の資格の取得を経て、今後の業務拡大のため一般建設業(仕上げ工事)の認可を取得いたしました。

今後は、本業の既製品家具、造作家具をベースに個口の案件だけでなく、インテリア全般をご提案し、内装工事を含む住宅やマンションのリフォーム、店舗工事などにも対応してまいります。

どうぞ、スケールアップするonemoveにご期待ください。




さて、昨年の秋ごろから家具、特に椅子やテーブルの修理やメンテナンスのお仕事をよく頂くようになりました。

前回の社長室が椅子の修理についてだったことが、多少影響しているのかなぁなどと勝手に思っていますが、
私たちの家具に対する思いが、このように仕事として反映されていることを、とてもうれしく感じています。

その想いを反映させたそんな仕事の中から、今回はスティール製の家具のメンテナンスを行った事例についてご紹介したいと思います。

今回メンテナンスを依頼されたのは、スティールフレームがクロームメッキ仕上げされている椅子やテーブルでした。




メンテナンスを行う前の家具たち 左上:LC1/右上:E-1027/下段:ル・コルビジェのシェーズロングLC4



椅子やソファの張り替えは比較的メンテナンスとしてイメージしやすいものですが、スティールフレームの錆びはどうしようもないものだと思われがちです。

ところが、クロームメッキで仕上げてあるスティールフレームは比較的メンテナンスが容易で、錆が落ちるだけで驚くほど綺麗に蘇ります。

もちろん、パーツを分解して錆を落とした後元通りの形に戻すためにはノウハウと工具が必要です。そこで私たちの出番となるわけです。

個体の状態によっては、錆がメッキ表面から内部のスティール本体にまで侵食してメッキが劣化してしまって、表面のツヤが失われくすんだ部分が残るケースもあります。
ただ、全体としてクロームメッキの光沢が戻り美しい姿を取り戻すと、その変化の大きさに感激することができるんです。


今回は、シェーズロングのシートの下地ベルトの劣化が激しく、沈み込んで元に戻らなくなってしまう状況だったため、ベルトの交換も行い、機能性も回復させることができました。
このようにメンテナンスでは、フレームの錆だけではなくシート下地ベルトの交換、アジャスターやグライドなど小さな部品の交換も必要に応じて行います。
その判断もまた、家具の構造を理解して作業ができるからこそです。

こうして、メンテナンスを終えたお客様の相棒たちが元の美しさを取り戻し、一気に若返る様子を目の当たりにすると、仕事を請け負った私たちまでがうれしい気持ちになるんですから不思議なものですね。

使い込まれた家具がメンテナンスによって新品に戻ることはありませんが、私たちの手で美しく蘇る。

文字通り、磨けば光る。

新品とはひと味違う。これまで共に時間を紡いできた使い手の想いというエッセンスを纏って、また新たな関わりがはじまる。

そんな仕事に、とてもやり甲斐を感じています。

今回多くの家具のメンテナンス作業をお任せいただいたことによって、様々な知見や自身のノウハウの再確認をさせていただくことができました。
この場を借りて感謝申し上げます。

今後も、縁あってお客様の元へやってきた家具たちが美しく蘇るお手伝いをさせていただきたいと思います。















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